Posted by 新矢晋 - 2012.12.15,Sat
これはカ〇ピス販促話ですか? いいえろなみみです。
大団円回帰後、事実上くっついているロナウドとウサミミが改めて正式にくっつく話。
大団円回帰後、事実上くっついているロナウドとウサミミが改めて正式にくっつく話。
あなたにピース。
共通の友人が働いている小料理屋で、季節の魚や野菜を何鉢か、互いに酒は飲めないからとソフトドリンク。それが決まりの外食コースだった。
「うまー……!ジュンゴ、この天ぷら美味しいよ!」
「タケノコ、炊いてから揚げてる。新メニュー」
ぱくぱくと料理を食べながら合間にストローで甘い乳酸菌飲料を飲む少年を見て、板前は不思議そうに首をかしげる。
「湖宵、それ、合う?」
へ、とグラスを見下ろした少年は、少し眉を下げてから友人を見上げた。
「駄目かな。料理人としてはやっぱり、お茶とか水と食べてほしい?」
「ううん。楽しく食べるのが、いちばん。……ジュンゴ戻るけど、ゆっくりしていってね」
小さく手を振りながら仕事に戻っていった友人を見送って、少年はまたうまうまと料理を頬張る。その向かいで微笑ましげに少年の様子を見ていた男が、ふと口を開いた。
「湖宵くんはいつもそれだな。好きなのか?」
乳白色の液体が注がれたグラスをストローでぐるぐるとかき混ぜながら、少年は頷く。
「うん、甘くて美味しいし。乳酸菌って体に良さそうだしね」
飲む?と差し出されたグラスの、先ほどまで少年がくわえていたストローを一瞬見てから、男は直接グラスに口をつけ一口中身を飲んだ。
「……甘いな」
「当たり前じゃん」
楽しそうに笑う少年を、男は眩しそうに眺めていた。
男と少年……栗木ロナウドと神宮寺湖宵は、年も立場も大きく違うが親しい友人だった。
名古屋に暮らす刑事であるロナウドと最近名古屋に越してきたばかりの湖宵が数年来の親友のように親しいのは、いつかのあの星空の下、共に世界を作り直した縁が大きい。
人懐こく友人も多い湖宵はあの時の悪魔使い達と今も親しく、一回り近く年の離れた相手にも遠慮なく家へ押し掛けたりしていた。
──そんな、少年と男の話。
男の暮らすマンションで、持ち帰った仕事をしている家主をそっちのけに寛いでいた少年は、冬が近付いてきてもなお裸足でぺたぺたとフローリングの上を歩いていた。
「ちょっと飲み物もらうねー」
勝手知ったる他人の家とばかりに冷蔵庫の扉を開けて番茶のボトルを出そうとした少年は、ん、と声をあげた。
「ロナウドー、これどうしたの?」
少年が片手に持った白地に水玉の小さなボトルを見て、男はああと呟いた。
「湖宵くんがよく飲んでいるから、買ってみたんだ。俺はあまり飲まないから好きに飲んでいいぞ」
「えっ、やった!ロナウド大好き!」
調子の良い事を言ってから、そのボトルから原液をグラスに注いで水で割る作業に移る少年を、男は目を細めまるで眩しいものを見るかのように眺めていた。
「ぶどう味……!」
また別の日。男の家で冷蔵庫を開けた少年は、衝撃を受けたように呟いた。
「ああ、別の味が売っていたから買ってみたんだ。普通の方がいいか?」
夜勤明けだとかで昼から風呂に入っていた男が髪の毛を乾かしながら歩いてきたところへ、少年は体当たりするくらいの勢いで駆け寄った。
「お目が高いよロナウド!フルーツ味のなんて、お歳暮で届いたら一番テンションが上がるものの一つだよ!」
「そ、そうか。それなら良かった」
ロナウドの分も作るね、と足取りも軽くキッチンへ向かった少年は、自分の背へ熱心に注がれる視線にまだ気付かないでいた。
──それからしばらく経って。
リビングのテーブルについて、椅子で足をぶらぶらさせながら頬杖を突いている少年はご機嫌な様子で、キッチンに立つ男の背を眺めていた。
「ロナウドが作るのが一番美味しいよ」
「ふふ、そうか?」
氷と水、それからお馴染み乳酸菌飲料の原液を用意しながら男は笑う。すっかり好みを把握している彼に、少年の胃袋は掴まれっぱなしだ。
「もう俺、ロナウドんちの子になろうかなー」
「構わないぞ」
へ、と間抜けな声をあげた少年が顔を上げて男を見ると、男はピッチャーに氷と原液と水を入れてかき混ぜながら振り返りもせずに繰り返した。
「……俺は、構わない」
グラスに注がれた淡い乳白色の液体を受け取って、少年は何だか妙に真剣な男の視線に身じろぎをした。ピッチャーをテーブルに置いて向かいの席に腰掛けた男は、僅かに目を細めてからゆっくりと口を開く。
「部屋なら余っているし、俺は家を空けがちだから留守番がいると助かるんだ。湖宵くんとは気心もしれているだろう?」
口を開きかけた少年を制して、続けて。
「……だが、うちの子に……うちで暮らすなら、覚悟をしてほしい」
鳶色の目が、その視線が、真っ直ぐに少年を貫いた。
「俺は湖宵くんが好きだ。……特別な意味で、好きだ」
からん、とピッチャーで氷が鳴った。少年は何も言えずに息を飲んだ。
「だから、君が俺のうちで暮らしたりしたら、きっと期待してしまうし、我慢できなくなる」
好きなんだ、と囁くように呟いて、男は黙りこんだ。
……遅れて、少年はみるみる頬を染め上げて、
「考えとく、」
と掠れた声で言ってから、薄くなってしまったグラスの中身を一気に飲み干した。
それからしばらくの間男の家に寄り付かなかった少年が、久し振りにその玄関のチャイムを鳴らしたのはひどく寒い日で、林檎のように頬を染めた少年を男は慌てて招き入れた。
「寒かっただろう湖宵くん!早く温まって、」
「や、玄関でいいよ……この間の返事だけだから」
その言葉を聞くと男は僅かに表情を強張らせ、少年に向き直りまるで宣告を待つ囚人のような顔をした。少年はこくんと唾を飲むと、そんな男を真っ直ぐに見上げる。
「ロナウド、俺……ロナウドと一緒にいたい」
小さく息を飲んだ男をなおも見詰め続けながら少年の言葉は続く。
「ロナウドに会えないと寂しいし、ロナウドと遊ぶのが一番楽しい。ロナウドと出掛けるのはいつも新鮮だし、ロナウドの家が一番落ち着く」
だから、と息継ぎをした少年に、男は緩く頭を振った。
「ありがとう、湖宵くん……君は優しい子だな、俺を傷付けまいとしてくれているんだろう?」
「ちがう、俺は」
「あんな事、言うべきじゃあなかった。君と友人でさえいられなくなるなら……君にジュースを作ってあげる事さえ出来なくなるなら」
少年の目を見ようともせず、一方的に言葉を紡ぐ男に少年は苛立たしげに声を荒らげた。
「まだ返事が途中だろ!俺は!ロナウドが好きだって言ってるんだ!」
体当たりをするように男の腰に抱きついて、そのまま背伸びして男の唇へ口付けようとしたが少しリーチが足りずに顎の辺りへ口がぶつかってしまいうぐうと声を洩らした少年を、男は信じられないものを見るような目で見下ろした。
「こ、湖宵くん……本当か、本当に、その」
まだどこか腰の引けた様子で、少年を抱き返す事さえ出来ずにいる男は、少年のつむじをじっと見詰めながら口ごもる。それでも、
「この間、ロナウドに……言われた時、全然嫌な気がしなくて。帰ってからも色々考えたけど、俺、ロナウドが好きだよ。……その、特別な意味で」
はにかむように笑った少年は、男の目をその湖水のような目で見上げた。
「……俺、ロナウドんちの子になりたい。ロナウドは、期待していいし、我慢しなくていいんだよ」
ゆっくりその言葉の意味を噛み締めるとともに男の目が輝き始め、男はがばりと少年を抱きすくめた。
「湖宵くん、湖宵くんっ、俺は今世界で一番幸せな男だ!」
力一杯少年を抱き締めたまま、男は感極まったように声を震わせる。
「ロナウド、ちょっと、苦しい……」
少年の訴えに慌てて腕の力を緩めた男は、間近から少年の顔を見詰めると、ごくりと唾を飲み込んだ。
「……湖宵くん、キスしてもいいか」
「あ、い、いいよ……」
真剣な顔で許可をとってから、男はそっと少年に口付けを降らせる。触れるだけの柔らかなそれを、額に、目尻に、鼻筋に、そして唇に。ちゅ、ちゅ、と微かな音を響かせ少年の唇を啄み、そっと舐める。
「湖宵くん……好きだ、好き……」
「ろな、」
少年の言葉は男に飲み込まれ、口内に滑り込んだ舌がくちゅりと音をたてた。歯列をなぞられ、舌を絡め取られ、息継ぎすらうまく出来ず必死に男へすがりついている少年の腰を男の手が擦る。
……やっと解放された時には少年は床へ崩れ落ちそうになったのを男に抱き上げられ、恥ずかしさやら何やらがないまぜになった涙目で男の肩にしがみつく。
「ロナウド、あの、」
「ん?……ああ、これ以上はしないから安心していいぞ。……しばらくはな」
歯切れの悪い台詞の意味を遅れて理解した少年は拳でぽかぽかと男の背を叩いたが、男は楽しそうに笑うばかり。
「今日はご馳走にするから食べていってくれ、何か食べたいものはあるか?」
「……とりあえず喉渇いた」
「そうか、それならまずはいつもの、だな」
顔を見合わせて、二人はそっと笑った。
《終》
共通の友人が働いている小料理屋で、季節の魚や野菜を何鉢か、互いに酒は飲めないからとソフトドリンク。それが決まりの外食コースだった。
「うまー……!ジュンゴ、この天ぷら美味しいよ!」
「タケノコ、炊いてから揚げてる。新メニュー」
ぱくぱくと料理を食べながら合間にストローで甘い乳酸菌飲料を飲む少年を見て、板前は不思議そうに首をかしげる。
「湖宵、それ、合う?」
へ、とグラスを見下ろした少年は、少し眉を下げてから友人を見上げた。
「駄目かな。料理人としてはやっぱり、お茶とか水と食べてほしい?」
「ううん。楽しく食べるのが、いちばん。……ジュンゴ戻るけど、ゆっくりしていってね」
小さく手を振りながら仕事に戻っていった友人を見送って、少年はまたうまうまと料理を頬張る。その向かいで微笑ましげに少年の様子を見ていた男が、ふと口を開いた。
「湖宵くんはいつもそれだな。好きなのか?」
乳白色の液体が注がれたグラスをストローでぐるぐるとかき混ぜながら、少年は頷く。
「うん、甘くて美味しいし。乳酸菌って体に良さそうだしね」
飲む?と差し出されたグラスの、先ほどまで少年がくわえていたストローを一瞬見てから、男は直接グラスに口をつけ一口中身を飲んだ。
「……甘いな」
「当たり前じゃん」
楽しそうに笑う少年を、男は眩しそうに眺めていた。
男と少年……栗木ロナウドと神宮寺湖宵は、年も立場も大きく違うが親しい友人だった。
名古屋に暮らす刑事であるロナウドと最近名古屋に越してきたばかりの湖宵が数年来の親友のように親しいのは、いつかのあの星空の下、共に世界を作り直した縁が大きい。
人懐こく友人も多い湖宵はあの時の悪魔使い達と今も親しく、一回り近く年の離れた相手にも遠慮なく家へ押し掛けたりしていた。
──そんな、少年と男の話。
男の暮らすマンションで、持ち帰った仕事をしている家主をそっちのけに寛いでいた少年は、冬が近付いてきてもなお裸足でぺたぺたとフローリングの上を歩いていた。
「ちょっと飲み物もらうねー」
勝手知ったる他人の家とばかりに冷蔵庫の扉を開けて番茶のボトルを出そうとした少年は、ん、と声をあげた。
「ロナウドー、これどうしたの?」
少年が片手に持った白地に水玉の小さなボトルを見て、男はああと呟いた。
「湖宵くんがよく飲んでいるから、買ってみたんだ。俺はあまり飲まないから好きに飲んでいいぞ」
「えっ、やった!ロナウド大好き!」
調子の良い事を言ってから、そのボトルから原液をグラスに注いで水で割る作業に移る少年を、男は目を細めまるで眩しいものを見るかのように眺めていた。
「ぶどう味……!」
また別の日。男の家で冷蔵庫を開けた少年は、衝撃を受けたように呟いた。
「ああ、別の味が売っていたから買ってみたんだ。普通の方がいいか?」
夜勤明けだとかで昼から風呂に入っていた男が髪の毛を乾かしながら歩いてきたところへ、少年は体当たりするくらいの勢いで駆け寄った。
「お目が高いよロナウド!フルーツ味のなんて、お歳暮で届いたら一番テンションが上がるものの一つだよ!」
「そ、そうか。それなら良かった」
ロナウドの分も作るね、と足取りも軽くキッチンへ向かった少年は、自分の背へ熱心に注がれる視線にまだ気付かないでいた。
──それからしばらく経って。
リビングのテーブルについて、椅子で足をぶらぶらさせながら頬杖を突いている少年はご機嫌な様子で、キッチンに立つ男の背を眺めていた。
「ロナウドが作るのが一番美味しいよ」
「ふふ、そうか?」
氷と水、それからお馴染み乳酸菌飲料の原液を用意しながら男は笑う。すっかり好みを把握している彼に、少年の胃袋は掴まれっぱなしだ。
「もう俺、ロナウドんちの子になろうかなー」
「構わないぞ」
へ、と間抜けな声をあげた少年が顔を上げて男を見ると、男はピッチャーに氷と原液と水を入れてかき混ぜながら振り返りもせずに繰り返した。
「……俺は、構わない」
グラスに注がれた淡い乳白色の液体を受け取って、少年は何だか妙に真剣な男の視線に身じろぎをした。ピッチャーをテーブルに置いて向かいの席に腰掛けた男は、僅かに目を細めてからゆっくりと口を開く。
「部屋なら余っているし、俺は家を空けがちだから留守番がいると助かるんだ。湖宵くんとは気心もしれているだろう?」
口を開きかけた少年を制して、続けて。
「……だが、うちの子に……うちで暮らすなら、覚悟をしてほしい」
鳶色の目が、その視線が、真っ直ぐに少年を貫いた。
「俺は湖宵くんが好きだ。……特別な意味で、好きだ」
からん、とピッチャーで氷が鳴った。少年は何も言えずに息を飲んだ。
「だから、君が俺のうちで暮らしたりしたら、きっと期待してしまうし、我慢できなくなる」
好きなんだ、と囁くように呟いて、男は黙りこんだ。
……遅れて、少年はみるみる頬を染め上げて、
「考えとく、」
と掠れた声で言ってから、薄くなってしまったグラスの中身を一気に飲み干した。
それからしばらくの間男の家に寄り付かなかった少年が、久し振りにその玄関のチャイムを鳴らしたのはひどく寒い日で、林檎のように頬を染めた少年を男は慌てて招き入れた。
「寒かっただろう湖宵くん!早く温まって、」
「や、玄関でいいよ……この間の返事だけだから」
その言葉を聞くと男は僅かに表情を強張らせ、少年に向き直りまるで宣告を待つ囚人のような顔をした。少年はこくんと唾を飲むと、そんな男を真っ直ぐに見上げる。
「ロナウド、俺……ロナウドと一緒にいたい」
小さく息を飲んだ男をなおも見詰め続けながら少年の言葉は続く。
「ロナウドに会えないと寂しいし、ロナウドと遊ぶのが一番楽しい。ロナウドと出掛けるのはいつも新鮮だし、ロナウドの家が一番落ち着く」
だから、と息継ぎをした少年に、男は緩く頭を振った。
「ありがとう、湖宵くん……君は優しい子だな、俺を傷付けまいとしてくれているんだろう?」
「ちがう、俺は」
「あんな事、言うべきじゃあなかった。君と友人でさえいられなくなるなら……君にジュースを作ってあげる事さえ出来なくなるなら」
少年の目を見ようともせず、一方的に言葉を紡ぐ男に少年は苛立たしげに声を荒らげた。
「まだ返事が途中だろ!俺は!ロナウドが好きだって言ってるんだ!」
体当たりをするように男の腰に抱きついて、そのまま背伸びして男の唇へ口付けようとしたが少しリーチが足りずに顎の辺りへ口がぶつかってしまいうぐうと声を洩らした少年を、男は信じられないものを見るような目で見下ろした。
「こ、湖宵くん……本当か、本当に、その」
まだどこか腰の引けた様子で、少年を抱き返す事さえ出来ずにいる男は、少年のつむじをじっと見詰めながら口ごもる。それでも、
「この間、ロナウドに……言われた時、全然嫌な気がしなくて。帰ってからも色々考えたけど、俺、ロナウドが好きだよ。……その、特別な意味で」
はにかむように笑った少年は、男の目をその湖水のような目で見上げた。
「……俺、ロナウドんちの子になりたい。ロナウドは、期待していいし、我慢しなくていいんだよ」
ゆっくりその言葉の意味を噛み締めるとともに男の目が輝き始め、男はがばりと少年を抱きすくめた。
「湖宵くん、湖宵くんっ、俺は今世界で一番幸せな男だ!」
力一杯少年を抱き締めたまま、男は感極まったように声を震わせる。
「ロナウド、ちょっと、苦しい……」
少年の訴えに慌てて腕の力を緩めた男は、間近から少年の顔を見詰めると、ごくりと唾を飲み込んだ。
「……湖宵くん、キスしてもいいか」
「あ、い、いいよ……」
真剣な顔で許可をとってから、男はそっと少年に口付けを降らせる。触れるだけの柔らかなそれを、額に、目尻に、鼻筋に、そして唇に。ちゅ、ちゅ、と微かな音を響かせ少年の唇を啄み、そっと舐める。
「湖宵くん……好きだ、好き……」
「ろな、」
少年の言葉は男に飲み込まれ、口内に滑り込んだ舌がくちゅりと音をたてた。歯列をなぞられ、舌を絡め取られ、息継ぎすらうまく出来ず必死に男へすがりついている少年の腰を男の手が擦る。
……やっと解放された時には少年は床へ崩れ落ちそうになったのを男に抱き上げられ、恥ずかしさやら何やらがないまぜになった涙目で男の肩にしがみつく。
「ロナウド、あの、」
「ん?……ああ、これ以上はしないから安心していいぞ。……しばらくはな」
歯切れの悪い台詞の意味を遅れて理解した少年は拳でぽかぽかと男の背を叩いたが、男は楽しそうに笑うばかり。
「今日はご馳走にするから食べていってくれ、何か食べたいものはあるか?」
「……とりあえず喉渇いた」
「そうか、それならまずはいつもの、だな」
顔を見合わせて、二人はそっと笑った。
《終》
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