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Posted by 新矢晋 - 2013.07.28,Sun

キスをする箇所によって意味がある、という例のあれをロナ主でやりました。
ルートはごちゃまぜで、下の方に死ネタ含みます。





Kiss 22



その寝顔は憎らしいくらい整っていて、少し長めの髪が頬にかかり影を落としている。
その頬に触れて髪を鋤いても目覚めないのは、何も知らないからだ。
俺がどんな気持ちでいるかを知ったらきっとこんな顔は見せてくれない。
掬い上げた髪に触れるだけの口付けを。
唇には未だ遠い。

《髪は思慕



君にキスをした。
君は眠っていて、俺はなんだか眠れなくて君の寝顔を見ていた。
気が付いたらキスをしていた。
額に押し付けた唇に君の体温を感じてようやく、俺は自分のしている事に気付いて身を引いた。
君にキスをした。
けれどこれは違って、ただ俺は、君のことを人間として好きなだけだ。

《額は友情



横顔が綺麗だと思う。
隣で本を読むロナウドを飽かず眺めていると、不意にこちらへ振り向かれた。
退屈じゃないか、なんて愚問。
顔を寄せると素直に目を閉じた、その瞼へそっと口付ける。
ねえ、どうすれば早く同じ場所へ立てるかな。
格好いい大人に、早くなりたい。

《瞼は憧憬



膝の上に跨がって腕を首に絡めて股間を押し付けている状況で、わからないなんて言わせない。
ほら顔を真っ赤にしてる、わかっててかわそうとしてる?
顔を覗き込んだら目を逸らされたけど、下半身が反応してるのは俺だけじゃない。
かぷりと耳朶を食んだら、肩が跳ねるのがわかった。

《耳は誘惑



ああ、これで安心だ。
無限に蔓延る弱い人々にあんたが磨り潰される事はない。
俺がずっと、ずっとずっと嘆いていた、憂いていた、いずれ来る未来の回避は成功した。
何も言わずに俺を見ている、魚のような目をしたあんたの鼻筋にそっと口付ける。
しんとした世界で、俺と二人だけの部屋で。

《鼻梁は愛玩



ホームで別れる直前、明後日の方向を指差されそちらを見た隙に、頬へ触れた柔らかなもの。
問い質す前に彼はひらりと新幹線に飛び乗った。
頬へのそれくらい、外国なら挨拶みたいなものだ。
彼が海外で暮らしていたという話は聞いた事がないが、きっとそうだ。
このキスは、単なる親愛の情。

《頬は親愛



微睡む最中、ちり、と首元に痛み。
瞼を持ち上げると彼が俺の喉に吸い付いていた。
「……どうした?」
何も言わずに何度も啄んでくる彼の背に指を這わせると、かぷりと噛み付かれる。
「ねえ、」
囁くような声が何を欲しているか、さて、当ててみようか。

《喉は欲求



「あ!?」
響いた大声を無視していると、洗面所から戻ってきた彼が俺に詰め寄る。
「君の仕業だな、どうしてこんな事……!」
首筋にくっきりと残るキスマーク。
「今から仕事なんだぞ!」
「いいじゃん、彼女が激しくて〜って事で」
恋人だって名乗れなくてもさ、牽制くらい許されるでしょ?

《首筋は執着



獣のように交わる最中、ふと一呼吸置いて目の前の白い背に掌を這わせる。
緩やかに稜線を描く肩甲骨から、背骨の脈を伝い、腰の窪みへ。
ああ、愛しいのだ、この肌も肉も何もかも。
きつく口付ければ背の白さに散る紅、不満げに揺れる臀は百合の蕾に似ている。

《背中は確認



笑ってよ。
あの頃みたいにきらきらした目で、俺に話を聞かせてよ。
そんなぎらついた目じゃなくて、憎しみの言葉じゃなくて。
俺はあんたの世界を壊した、あんたはもう俺のものだ。
こうしてキスをするのも、それ以上だって好きに出来るのに、ねえ。笑ってよ。俺を笑ってよ。

《胸は所有



目の前にあった筋ばった腕にかぷりと噛み付いてみたら、彼はぎょっとして腕を引いた。
「ごめん、つい」
「……腹が減っているのか?」
何か作ろう、と台所に向かう彼は気付いていないのだろうか、それともふりか。
俺はこっそりと自分の唇を撫で、声を出さずに好きだと言った。

《腕は恋慕



手錠をかけられた。
これでもうどこへも行けないと笑う君が泣いているように見えて、俺は外してくれと訴える。
これでは君は幸せになれない。ちっとも嬉しそうに見えない。
だが君はただ笑って、俺の手首を戒める手錠に口付けた。
……これでいいんだ、と笑う君は泣いている。
泣いているんだ。

《手首は欲望



うやうやしく手の甲へ唇を押し当てられて、くすぐったくて笑ってしまう。
でも彼は真面目な顔で、
「君を尊いと思うよ、この世界には君のようなひとが必要だ」
だなんて。
ああ、笑えない。
笑えないから笑える。
俺はただ好きな男の為に世界を斜陽に叩き込んだ、最低の色ボケ野郎なのに。

《手の甲は尊敬



縄を打たれ引っ立てられ、跪き見上げた先に宇宙のような青。
「頼む、」
「いう事をきいてくれるなら他に手は出さないよ」
何が君を変えたのだろう。
こんな世界で生き恥を晒させるくらい俺の事が嫌いだったのか?
「来て」
だが俺を招き寄せ手を引き口付ける、その所作はひどく優しい。

《てのひらは懇願



優ばかりが並ぶ成績表を挟んで向かい合う二人。
「ご褒美はキスがいい」
男を見上げる少年の目は真剣な青と怯えた蒼をない交ぜにしている。
「だが、その……俺たちはまだ」
「ご褒美くれるって約束した」
困り顔の男はそっと少年の手を取り、壊れ物に触れるように柔らかく、指先へと口付けた。

《指先は賞賛



「腹筋割れてるんだ」
「鍛えているからな」
ぺちぺちと面白そうに俺の腹を叩く君は不意にきらりと目を輝かせ、
あっこれは何かよからぬ事を思いついたなと身構えるより先、下腹のあたりにキスをされた。
「?!」
狼狽する俺を見上げた君は何も言わずに笑って、それからぎゅっと抱きついてきた。

《腹は回帰



夜道は危ないから俺に連絡を入れるよう言ってあるだろう、迎えに行くからって。
最近は物騒だし、なるべく家にいてほしいんだが……いや、仕方ないな。君も若い男の子だからな。
ん?腰が痛む?
じゃあ明日は出掛けられないな、早く治るように(治らないように)おまじないをしておこう

《腰は束縛



ちゅ、と音をたてて俺の内腿に彼は口付けた。
既に俺の頭も体も彼の与える熱でいっぱいで、
指先が触れるだけ、耳元で囁かれるだけでしあわせでしあわせで爆発しそうなのに。
「すき」
ただそれだけしか言えなくて、それでも彼は笑ってくれるから、俺を満たすのはきっと彼だけなんだ。

《腿は支配



「んっ、どうしたその傷は?!」
「え?ああ、さっき擦り剥いたかな」
「早く手当を、」
「いいよ」
「だが」
「薬は貴重でしょ、このくらい舐めておけば治るよ」
冗談だよ、当然。
それなのにねえ、なんで屈み込むのねえ!
「ろな、っ?!」
べろりと舐められた足の傷口が、ぴりぴりと痛んだ。

《脛は服従



世界に奉仕するあんたと、あんたの目を隠す為に足掻く俺。
世界の奴隷があんたなら、俺は俺のくだらない恋心の奴隷だ。
信念の為なら奴隷にでもなんでもなるだろうあんたが、
あんたの信仰する「俺」に傅いて足に口付けるくらい容易いだろうことを、
ただ悲しく思うだけの。

《足の甲は隷属



俺の足をそっと持ち上げて、爪先にキスをする。
「君はきっと、神様が俺に遣わした天使なんだな」
彼はいつからか俺を見てくれなくなった。
彼は俺を美化しすぎていて、彼の中で俺は無垢で聡明な天使なのだ。
ねえ、俺が天使なら、いつか空へ帰らなきゃいけないんだよ?それでいいの?

《爪先は崇拝



ねえ、キスをしようよ。
愛してるって言うより強く、セックスよりも甘く、キスをしようよ。
……そっと手を伸ばしてあんたに触れる。
名前を呼んでも眠ったまま。
そろりと唇に指を這わせて、それから長いキスをした。
初めてあんたとキスをした。
冷たい、死の匂いのする、キスをした。

《唇は愛情 ……?



キスをしようよ。
だって好きだから、愛してるから、それをあんたに伝えたいから。
強請ったら顔を真っ赤にするあんたは可愛いけど、いい加減慣れてもいいと思うよ。
俺の肩に手を置き、目を閉じてくれと囁いて、不器用に唇が触れる。
舌を出して唇を舐めてやったら、面白いくらいに動揺した。

《唇は愛情

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